GenkiGroupでは、未経験から介護職員になられた方が多く在籍しています。そうした未経験の方でも安心して働けるよう、研修制度を充実させ、また先輩職員のフォローアップを大切にしています。
しかし、もっとも大切なことはご利用者のことを想い、理解し、「ご利用者に喜んでもらいたい」という介護職員の気持ちです。
私が介護職を目指したキッカケは、介護の仕事をしていた母の影響でした。もともとはアパレル関係の仕事を8年近くしており、販売員からスタートし、最終的にはECサイトの運営を担当していました。インターネットでの販売となると、やはり商品を購入いただくお客様と直接顔を合わすわけでもなく、ただ「1件売れた」「いくら売れた」といったように、お客様が数字でしかないんですよね。
そのため、「お客様が喜ぶ顔を直接見れる仕事をしたい」と日々思っていたときに、母から介護の仕事をしてみれば?という話があり、はじめは「もし自分に合わない仕事であれば、辞めよう」といった気持ちで介護の仕事を始めました。
ただ、いざ働き始めてみると、すぐにやりがいを感じられる仕事だと思ったんです。それは、直接ご利用者と会話し、直接笑顔や怒っている姿を見ることができるから。もしご利用者が喜んでくださらなければ、「喜んでもらうためにはどうすればよいか?」と考えるのが楽しく感じました。
介護の仕事は接客業だと思うんです。語弊を恐れずに言えば、この介護の仕事は、良いサービスをすればご利用者が喜んでくださるんですね。日々、自分のしたことで喜んでくれる顔を見れるというのは、やっぱり嬉しいですよ。
この仕事の一番大切なもの、それはよく見て、よくお話しすることだと思います。注意深く観察することで気付けることはとても多くあり、ご利用者に喜んでもらうためにできることが見えてきます。
たとえば、まだ私が経験が浅くて気づけないことも多い中、先輩職員と「この方の足、痛そうじゃないかな」「食事の量、減ってきているんじゃないかな」といった会話から、気づくことはとても多くあります。
私自身、早くそういったことに気づくことができるようになりたいと思っていますし、いまはご利用者の病気の履歴やご家族の状況把握、また日々の申し送りで日中や夜間の状況を把握し、ご利用者のことを可能な限り把握しようと努めています。
また見て分からなくても、ご利用者との会話を通じて、いま何がしてほしいのか、何に困っているのかを把握することも大切です。コミュニケーションひとつで、ご利用者が笑顔に変わることはとても多くあります。
そしてGenkiGroupでは研修制度も充実しているため、自分自身のキャリアアップはもちろん、ご利用者のために自分ができることが増えていくことに喜びを感じています。
私は未経験の状態から介護の仕事に就いたため、当然はじめは不安だらけでした。しかし、今までやってこれたのは、ご利用者がいかに安心して過ごせるか、いかに自由に過ごせるか、いかに笑って過ごせるか、といったことを考えて取り組んできたからだと思います。
当然、はじめはできないことも多いのですが、それでもご利用者のことを想い、笑顔で仕事をしていれば、その誠意はご利用者にも伝わります。
まだ私がこの仕事をし始めたばかりの頃、デイサービスを利用されている認知症のご利用者がいらっしゃったのですが、やはり認知症の方の場合は施設にいることに不安を感じがちです。 そのため経験が浅いなりに、その方が安心して過ごせるよう心がけて接していたのですが、後日「あなたのことを覚えてるわ」とおっしゃっていただけたことがありました。そして安心して過ごされていて、楽しそうな様子を見たときは嬉しかったですし、とてもやりがいを感じた瞬間でした。
未経験から介護の仕事をすることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、技術は研修や先輩職員から学ぶことができるため心配いりません。それよりも大切なのは、ご利用者のために自分は何ができるか、と考えること。 この仕事は、自分のしたことで直接反応をいただける仕事ですし、自分自身の優しさを全面に出せる仕事だなと思います。