「なかなか休みが取りづらい」といった印象が強い介護業界。そんな中、GenkiGroupでは積極的に休みを取れる労働環境の構築を大事にしています。さらに、一部施設では週休3日制度を導入。職員、パートスタッフ含め、様々なライフスタイルに合わせた働き方を実現することが可能です。
管理者兼相談員として、年度の計画立案やシフトの管理、またご利用者やそのご家族との相談業務を行っています。そして現在、私の勤務する施設では、子育て世代の職員、パートスタッフが大半を占めます。そのため、常に誰かが欠勤した職員の仕事をカバーできるよう、常勤で働く職員を複数人いる体制でシフトを組んでいます。
また、この介護業界はシフトが勤務直前、2〜3日前に決まるということが常態化しているように思えます。そうすると、どうしても休みの計画が立てられず、プライベートを充実させることが難しいんですね。
しかしGenkiGroupでは休みが取りやすい環境を大事にしており、翌月のシフトは前月の2週目までには決定するなど、早めのシフト決定を行っています。
そして一部施設では週休3日制度を採用しているため、お子さんの幼稚園、保育園の送迎があるため半日勤務をしたい、夫の扶養の範囲内で働きたいため勤務日数を週3日以内にしたい、といった様々なライフスタイル、家庭の事情に合わせた働き方を実現可能です。
そういった休みを取りやすい環境をつくることで、無駄な残業をなくすことができるようになりました。というのも、誰かが他の人の仕事をカバーできる体制が整っているため、「人が足りないから、1時間だけ残業して手伝おう」といったことがなくなるからです。
そのため、仮にお子さんがいて幼稚園、保育園のお迎えの時間に帰りたいと思ったら、しっかりとその時間に帰れるようにシフトを組むことができます。そういった環境は「産後復帰したい」と思っている方にとっても安心して働ける、子育てと仕事を両立できる環境だと思います。
また、管理職含めて積極的に休みを取るようにしているため、「休みを取ったらいけない」といった雰囲気はありません。なかなか連休を取りづらいイメージがある業界ですが、私たちは職員、スタッフの希望休を可能な限り通してあげるシフトを組んでいるため、場合によって4連休を取って旅行に行くということもできます。
休みを取ることに対して、「ノー」と否定するのではなく、休みを肯定すること前提のシフト設計がこうした働きやすい環境を実現できていると思います。
そしてシフト設計以外にも大事にしているのが、仕事の見える化です。
当然、誰かの休みの分は、他の誰かがカバーしなければなりません。小さい施設では、その人にしかできない仕事というのが発生してしまいがちですが、私たちは普段から仕事の見える化を大切にしており、タスク一覧などにもまとめ、「自分の仕事をわかってくれている人がいる」という状態をつくっています。
そのため、「あの仕事は自分にしかできないから休めない」といったことが起きないため、安心して休みを取ることができるんですね。
また、普段から現場での職員、スタッフ間のコミュニケーションを大切にしているため、お互いがお互いをケアし合う文化が形成されているのも、休みを取りやすいひとつの要因です。
働く職員、スタッフは20代から70代まで幅広い方がいらっしゃいます。そういった幅広い層の人たちが日ごろから気になることを話せる場を設けており、プライベートの話もできる関係値を築いています。
やはり仕事で休みを取りたい理由というのは、プライベートのことが影響していますから、お互いのことを理解していることで、逆に他の人が「休まなくて大丈夫?」と心配し合えるような雰囲気です。そのため休みを取る人も、代わりに働く人も、みな気持ちよく働ける環境が整っていますよ。